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カード比較

dカード GOLD・au PAY ゴールド・PayPayゴールドの損益分岐点|携帯10%還元の実額

2026-09-02 公開 ・ 約8分で読めます

dカード GOLD、au PAY ゴールドカード、PayPayカード ゴールドは、いずれも年会費11,000円です。3枚とも携帯料金への最大10%還元を軸にしており、損益分岐点の構造がよく似ています。

月8,000円の携帯料金なら年間9万6,000円が対象になり、10%還元で約9,600円相当が戻ります。年会費11,000円のほとんどを携帯料金だけで回収できる計算です。

ただしこの還元は対象回線の契約が前提になります。回線を持たない場合、同じカードの損益分岐点は220万円前後まで跳ね上がります。

携帯キャリア系ゴールドカードの損益分岐点

3枚に共通するのは、年会費11,000円に対して携帯料金の10%還元が中心にある構造です。回収できるかどうかは、対象回線を持っているかで決まります。

携帯料金の還元額

還元の対象になるのは携帯電話とネット回線の料金です。月々の支払額に対して最大10%が還元されるため、料金が高いほど回収額が大きくなります。

月5,000円なら年間6,000円相当、月8,000円なら年間9,600円相当、月10,000円なら年間12,000円相当です。月10,000円を超えていれば、携帯料金だけで年会費を上回ります。

月の携帯料金年間の対象額10%還元の年間額年会費11,000円との差
5,000円60,000円6,000円相当−5,000円
8,000円96,000円9,600円相当−1,400円
10,000円120,000円12,000円相当+1,000円
15,000円180,000円18,000円相当+7,000円

通常決済を足した分岐点

携帯料金だけで足りない分は、通常のショッピングで埋めることになります。還元率1.0%のカードなら、不足額の100倍の決済が必要です。

月8,000円の携帯料金の場合、不足は1,400円分です。通常決済で年間14万円、月あたり約1.2万円を使えば分岐点に到達します。日常の買い物をこのカードに寄せれば無理なく超えられる水準です。

対象回線がない場合の損益分岐点

3枚とも、対象回線を持たない場合は還元の中心部分が丸ごと外れます。残るのは通常決済の還元率と年間利用特典だけです。

還元率の差だけで計算する

対象回線がない場合、同じ発行会社の年会費無料カードとの還元率の差だけが利益になります。PayPayカード ゴールドは通常還元1.5%で、無料のPayPayカードが1.0%のため差は0.5%です。

年会費11,000円を0.5%で割ると、年間220万円の決済が必要になります。月あたり約18.3万円で、家賃を含めても到達しない水準です。

年間利用特典で下がるカード

dカード GOLDには年間利用額特典があり、年間100万円の利用で11,000円相当、200万円で22,000円相当のクーポンが付きます。この特典があるため、対象回線がなくても年間100万円で年会費と釣り合います。

au PAY ゴールドカードとPayPayカード ゴールドには同種の年間利用特典がないため、対象回線がない場合の分岐点はdカード GOLDより高くなります。

カード対象回線あり対象回線なし
dカード GOLD約14万円の通常決済年間100万円(利用特典で回収)
au PAY ゴールド約14万円の通常決済220万円超
PayPayカード ゴールド約14万円の通常決済約220万円

3枚のカードの違いと選び分け

年会費と携帯還元の水準は横並びですが、通常還元率と年間特典に差があります。回線が決まっていれば選択肢は1つに絞られますが、乗り換えを含めて検討する場合は比較が必要です。

通常還元率の差

PayPayカード ゴールドは通常還元1.5%と、3枚のなかでもっとも高い水準です。dカード GOLDとau PAY ゴールドカードは1.0%になります。

年間100万円の通常決済で比べると、PayPayカード ゴールドが15,000ポイント、他の2枚が10,000ポイントです。差は年間5,000円分になります。

年間利用特典の有無

dカード GOLDの年間利用額特典は、100万円で11,000円相当、200万円で22,000円相当のクーポンです。通常還元1.0%と合わせると、年間100万円の利用で実質2.1%相当になります。

通常還元率ではPayPayカード ゴールドが上回りますが、年間100万円を超える決済がある場合はdカード GOLDの方が総額で有利になるケースがあります。

dカード GOLDau PAY ゴールドPayPayゴールド
年会費11,000円11,000円11,000円
通常還元1.0%1.0%1.5%
携帯料金最大10%最大10%最大10%
年間利用特典100万円で11,000円相当なしなし

携帯キャリア系ゴールドカードの見落としやすい注意点

携帯料金の10%還元は強力ですが、適用条件に細かい制約があります。想定した還元が入らない原因の多くはここにあります。

名義と支払い方法の条件

還元の対象になるのは、カードの名義人と回線の契約者が一致している場合が基本です。家族名義の回線をカードで支払っていても、条件を満たさず対象外になることがあります。

また、料金の支払い方法をカード払いに設定していなければ還元は発生しません。口座振替のまま放置していると、カードを持っているだけで還元がゼロという状態になります。

対象外になる料金項目

端末の分割代金、事務手数料、コンテンツ利用料などは還元の対象外とされることがあります。月々の請求額のうち、通信料金部分だけが対象という扱いです。

端末代を含めた請求額で計算すると、実際の還元額が想定を下回ります。分岐点を計算するときは、通信料金だけを取り出して使ってください。

  • 端末の分割支払金・端末購入代金
  • 契約事務手数料・各種手数料
  • 有料コンテンツやアプリの利用料
  • ユニバーサルサービス料などの実費相当

ポイントの有効期限と用途

還元されるポイントには有効期限があります。期間限定ポイントとして付与される分は、数か月以内に使わなければ失効します。

年会費の回収額として計算していても、使い切れずに失効すれば実際の利益にはなりません。日常の決済や携帯料金の支払いに充当できるかどうかを、還元額の評価に含めてください。

年会費を払い続けるか判断する基準

すでに保有している場合、継続するかどうかは1年間の実績で判断できます。3つの数字を確認してください。

実際の還元額を確認する

カード会社のアプリで、直近1年間に獲得したポイントの合計を確認します。この金額が年会費11,000円を上回っていれば継続で問題ありません。

下回っている場合は、携帯料金の還元が想定どおり入っているかを内訳で確認します。回線の名義や契約プランによって対象外になっているケースがあります。

解約のタイミング

年会費は入会月を基準とした年単位で請求されます。継続しないと決めた場合、請求月の前に年会費無料の下位カードへ切り替えると翌年分の請求を止められます。

解約や切り替えでカード番号が変わることがあるため、公共料金やサブスクの登録変更が必要になります。携帯料金の支払い設定も切り替え先のカードに変更してください。

よくある質問

au PAY ゴールドカードの損益分岐点は年間いくらですか?

au回線を契約している場合、携帯料金の10%還元が中心になります。月8,000円の携帯料金なら年間9,600円相当が戻り、不足分1,400円を通常決済(還元率1.0%)で埋めるには年間14万円の利用が必要です。合計すると月1.2万円程度の日常決済で回収できます。au回線がない場合は還元率の差だけで計算することになり、年間220万円を超える決済が必要になります。

PayPayカード ゴールドは対象回線がなくても得ですか?

通常還元率が1.5%と高いため、年会費無料のPayPayカード(1.0%)との差は0.5%です。年会費11,000円をこの差で回収するには年間220万円の決済が必要になります。月あたり約18.3万円のため、対象回線がない場合の回収は現実的ではありません。ソフトバンクやワイモバイルの回線を契約しているかどうかが、このカードを持つ意味を決めます。

クレジットカードの年会費を払わないとどうなりますか?

年会費は利用代金と同じ口座から自動的に引き落とされます。残高不足で引き落とせなかった場合はカードの利用が停止され、支払いが遅延として扱われます。長期間放置すると強制解約や信用情報への記録につながるため、支払わないという選択はできません。年会費を止めたい場合は、請求月の前に年会費無料の下位カードへ切り替えるか解約する手続きが必要です。

dカード GOLDは携帯料金が安くても元が取れますか?

年間利用額特典があるため回収は可能です。年間100万円の利用で11,000円相当、200万円で22,000円相当のクーポンが付きます。携帯料金が月3,000円程度でも、通常決済で年間100万円に届けば特典だけで年会費を回収できる計算です。月あたり約8.4万円の決済が目安になります。携帯料金の還元と年間利用特典の両方を合算して判断してください。

まとめ

携帯キャリア系ゴールドカード3枚は、いずれも年会費11,000円で携帯料金の最大10%還元が回収の中心です。

月8,000円の携帯料金なら年間9,600円相当が戻り、不足分は通常決済で年間14万円ほど使えば分岐点に到達します。

対象回線がない場合、還元率の差だけで計算することになり分岐点は220万円前後まで上がります。dカード GOLDのみ年間利用特典で100万円まで下がります。

継続の判断は、直近1年間の獲得ポイント合計が年会費11,000円を上回っているかで決まります。自分の金額での比較はシミュレーターで確認できます。

本記事の還元率・年会費・特典条件は2026年執筆時点の各社公表情報を簡略化したものです。適用条件は改定されることがあるため、申し込み前に各カード会社・証券会社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。

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